藪の中へ
鉄は熱いうちにと言うことで，しっかりと「ODDTAXI イン・ザ・ウッズ」を観てきました．
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いわゆるTV版の総集編だが，視聴にあたって最大の後悔は，芥川龍之介の「藪の中」を読んだことがなかったと言うことである．当事者の証言による物語の再構成といったスタンスで，未視聴者も既視聴者も楽しめるような構成となっていたが，そのコンセプトとルーツを知っていればますます楽しめただろう．
それを踏まえた上で，冒頭とあるキャラクターが「誰だって本当と嘘を使い分けている」という旨の発言をするが，確かに証言のチェックはしてみたい点でもある．もっとも，やはりそこも「藪の中」にしたままにする，というのが劇場版のコンセプトなのかもしれない．ラストの新規カットもご褒美的だが，その解釈もやはり「藪の中」．TV版のまとまり方を踏まえると，ともすれば蛇足になり兼ねないわけで，バランス感覚はさすが．ただ逆に言えば，2時間という制限時間に囚われすぎるべきではない作品でも良かったのかもなあ，という感じも否めない．
ところで，たまたま上映シアターがミニシアター並みの規模だったのだけど，これが驚くほどに満員だった．思っていた以上に人気作品だったのね．あるいはお笑いファンの方も多かったのだろうか．それもきっと藪の中ですね．
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帰り道，池袋駅構内にオープンしたカービィのポップアップストアへ足を運ぶ．だいたいカービィなんてどうやっても可愛い存在なわけで，ぬいぐるみなどの立体造形だけでなく，平面イラストの商品だって，端から端まで可愛い恐ろしい一画であった．
とにかく人の多い池袋駅の中で殊更に人を惹きつけるスペースであり，恐ろしい恐ろしいと思いつつ，多分期間中にあと何回か寄ることになると思う．ちなみに駅長カービィのぬいぐるみを買いました．
可愛すぎだろ！ふざけんな！！
